画像処理事例:点線除去で除去できない点線
下記の画像のように、点線の点と点の距離が離れている場合、罫線除去できずOCRがかかってしまうことがあります。
点線が除去できずに、OCRがかかってしまうとEnterprise・Standardに関わらず誤読の原因となります。
また、Standard版のFormEditorで設定できる区切り線も点線が等間隔ではないため、使用することが出来ません。
そのため、「細かいノイズ除去の閾値(幅)(高さ)」、「細かいノイズ除去の縮小フィルタ(幅)(高さ)」を調整し、点線をノイズとして除去する必要があります。
ノイズ除去の詳細は、こちらを参照
ControlPanel > 画像処理 > 細かいノイズ除去の閾値(幅) の値を3、
ControlPanel > 画像処理 > 細かいノイズ除去の閾値(高さ)、細かいノイズ除去の縮小フィルタ(幅)(高さ)をそれぞれ0とします。
「細かいノイズ除去の閾値(幅) の値」を3 としたことで、幅3px以下の大きさがノイズとして除去されます。
「細かいノイズ除去の縮小フィルタ(幅)(高さ)」の値を0としない場合、ノイズにも縮小フィルタがかかってしまうため、0に設定する必要があります。
※ノイズのサイズの測り方は、こちらを参照
「細かいノイズ除去の閾値(幅)(高さ)」、「細かいノイズ除去の縮小フィルタ(幅)(高さ)」のパラメータ調整を行った上で、読み取りを行うと点線が除去できていることが確認できます。