目次

1. 概要

本システムは、画像に含まれる文字を認識してCSVへ出力します。
出力されたCSVをダウンロードして利用いただくことができます。

AIRead on Cloud は、CloudClientにて予め作成済みの定義に基づき文字を認識します。
CloudClient に同梱されているFormEditor、RuleEditorからAIRead on Cloudへ定義をアップロードできます。
※CloudClientのご利用方法についてはCloudClientマニュアルをご覧ください。

1.1. サポートしている画像形式

サポートしている画像ファイル形式は以下の通りです。

画像 (拡張子)Windows>ファイル「プロパティ」での表示
PDF ※ 
PDF JBIG2形式
jpeg ( .jpeg, .jpg )
png ( .png )
Tiff LZW圧縮 ( .tif, .tiff )LZW
Tiff ZIP圧縮 ( .tif, .tiff )
Tiff Packbits圧縮 ( .tif, .tiff )Packbits
Tiff CCITT T6圧縮 ( .tif, .tiff )CCITT T6
Tiff CCITT T4JPEG圧縮 ( .tif, .tiff )CCITT T4
Tiff 圧縮しない ( .tif, .tiff )圧縮しない

1.1.2. サポートしていない画像形式

※PDFは中に含んでいる画像がサポートしていない形式の場合は対象外となります。

画像 (拡張子)Windows>ファイル「プロパティ」での表示
jpeg2000 ( .jp2 )
gif ( .gif )
bitmap ( .bmp )
Tiff JPEG圧縮 ( .tif, .tiff )JPEG

1.2. 使用する用語

・帳票定義

OCRをかけ、データ化されたものから、必要なデータのみを抽出するための設定です。帳票の読み取りには、必ず設定する必要があります。

・学習モデル
– 活字OCR用学習モデル

活字にOCRをかけ、データ化する際に使用するファイルです。手書き文字をデータ化することはできません。

– 手書き文字OCR用学習モデル

手書き文字にOCRをかけ、データ化する際に使用するファイルです。活字モデルと比較すると精度は劣りますが、活字文字もデータ化することが可能です。

・Edition
– 座標

定型の帳票のデータ化に適した機能です。手書き/活字の両モデルに対応しています。
FormEditorで定義を作成し、アップロードします。

– ルールv1

非定型の帳票にOCRをかけ、データ化する際に適した機能です。手書き/活字の両モデルに対応しています。
RuleEditorで定義を作成し、アップロードします。

– ルールv2

定型の帳票のデータ化に適した機能です。手書き/活字の両モデルに対応しています。
FormEditorで定義を作成し、アップロードします。
読み取り方法で「キーワード」「型指定」「キーワード座標指定」を使用した場合に「ルールv2」となります。

・共通設定ファイル

OCRをかける際に、使用する設定ファイルです。フォルダパスの指定やデータ抽出のチューニングを行います。

・AIRead FormEditor

座標・ルールv2の機能で帳票を読み取る際に使用します。帳票定義の作成・チューニングを行うためのGUIです。

・AIRead RuleEditor

座標・ルールv1の機能で帳票を読み取る際に使用します。帳票定義の作成・チューニングを行うためのGUIです。

・AIRead ControlPanel

共通設定ファイルの作成・チューニングを行うためのGUIです。ライセンスの登録・更新、ユーザ認証の設定もこちらのツールで行います。

・AIREAD_CLOUD_HOME

AIRead が使用するシステム環境変数です。AIRead のインストール先が、AIREAD_CLOUD_HOMEとなります。インストール時に作成されるため、事前に設定する必要はありません。

2. AIRead on Cloud 機能説明

2.1. ログイン

AIRead on Cloud へログインするには、下記のURLからアクセスします。
ログイン画面へ移動しますので、登録済みのメールアドレスとパスワードを入力し、ログインしてください。

https://airead-cloud.com/

AIRead on Cloud へログインするとホーム画面へ遷移します。

2.2. ホーム画面の説明

AIRead on Cloud ログイン後のホーム画面について説明します。

No.内容説明
1お知らせAIRead on Cloud のサービス全般に関するお知らせが表示されます。
2ユーザ情報ログインしているユーザの情報が表示されます。
3利用年月年月を指定することで月間の利用枚数が表示されます。

2.3. 機能説明

AIRead on Cloud で操作できる各種機能について説明します。
※管理者ユーザと一般ユーザでは使用できる機能に差があります。

2.3.1. 管理者ユーザの画面

2.3.2. 一般ユーザの画面

2.2.3. 機能一覧

No.機能名説明
1帳票アップロード読み取り帳票をアップロードして、読み取りを行う画面です。
読み取りを行う際は、帳票定義管理画面にアップロード済みの定義から任意のものを使用します。
2CSVダウンロード帳票アップロード画面で読み取った結果を表示する画面です。
読み取り結果の確認、修正、CSVのダウンロードを行うことができます。
3帳票ダウンロードアップロードしたファイルに名前を付けてPDFでダウンロードする画面です。
4帳票定義管理AIRead CloudClient からアップロード済みの帳票定義を管理する画面です。(管理者ユーザ限定)
帳票定義のアップロード方法の詳細は、AIRead CloudClient マニュアルをご参照ください。
5仕分け管理帳票定義管理画面にアップロード済みの定義を使用して、仕分け設定を管理する画面です。(管理者ユーザ限定)
アップロードされた定義の内、Standard版(定型)でアップロードされた定義限定で仕分け設定に紐づけることが
できます。
6帳票設定管理帳票定義管理画面にアップロード済みの定義で使用する設定を管理する画面です。(管理者ユーザ限定)
帳票設定を新規で追加や既存の設定の修正を行うことができます。
作成・修正ができる設定は、帳票定義管理画面上の定義グループ単位のデフォルト設定のみです。
個別設定を追加・修正する場合は、CloudClientから再度アップロードを行ってください。
7個別学習モデル管理AIRead CloudClient からアップロード済みの個別学習モデルを管理する画面です。(管理者ユーザ限定)
ユーザが独自で追加学習を行った学習モデルを管理します。
学習モデルのアップロード方法についての詳細は、AIRead CloudClient マニュアルをご参照ください。
8後処理設定管理AIRead CloudClient からアップロード済みの後処理個別を管理する画面です。(管理者ユーザ限定)
後処理設定のアップロード方法についての詳細は、AIRead CloudClient マニュアルをご参照ください。
9ユーザ管理テナント(同じ会社)に所属するユーザを管理する画面です。(管理者ユーザ限定)
管理者ユーザの変更やユーザの新規追加を行うことができます。
10チーム管理テナント(同じ会社)内で作成したチームを管理する画面です。(管理者ユーザ限定)
チームの作成や、作成したチームに対してユーザを追加できます。
11環境設定テナント(同じ会社)内で共通で使用する設定を管理する画面です。(管理者ユーザ限定)
読み取り結果を確認する際の背景色の設定やデータの保存期間の指定を行うことができます。
開発者向けにAPIトークンを発行できます。
12個別設定ユーザ単位で使用する設定を管理する画面です。
使用したい言語の指定やCSVダウンロードする際のファイル形式を変更できます。
13ログユーザの利用状況を参照できる画面です。(管理者ユーザ限定)
利用状況はログファイルとしてダウンロードができます。

3. 帳票アップロード画面

帳票定義管理画面にアップロード済みの定義を使用して、帳票の読み取りを行う画面です。

3.1. 帳票アップロード画面の各種機能

No.機能名説明
1ファイル選択アップロードしたいファイルを選択します。
一度にアップロードできるファイルは100ファイルまで、合計 100MB以内です。
ファイルの形式は、1.1.サポートしている画像形式 に準拠します。
2ファイルリストファイル選択でアップロードしたファイルのリストが表示されます。
3アップロードファイルファイル選択でアップロードしたファイルを確認できます。
4定義の選択帳票の読み取りを行う帳票定義を選択します。
4-1画像で仕分けする画像仕分け設定を指定し、読み取りを行います。
登録済みのテンプレート画像と読み取り対象を比較し、使用する定義を自動判断します。
どのテンプレート画像とも似通っていないと判断された場合は仕分け失敗となり、読み取りは行われません。
4-2キーワードで仕分けをするキーワード指定定義のグループを指定し、読み取りを行います。
帳票上から各キーワード指定定義と紐づく、定義識別用のキーワードを探し、使用する定義を自動判断します。
識別用のキーワードを見つけることができない場合は識別失敗となり、読み取りは行われません。
 
仕分けを行う場合は、各定義ごとの個別設定は参照されません。グループごとに帳票設定を作成する必要が
 あります。

 グループごとに帳票設定を作成する場合は、6. 帳票定義管理画面 を参照ください。
4-3定義ファイル帳票定義を直接指定し、帳票の読み取りを行います。
※仕分けを行わないため、必ず読み取りが実行されます。
4-4事前構築済みモデル定義定義は作成せず、帳票の種類を指定して読み取りを行います。
・請求書
・レシート
・Claud3.5(生成AI)
4-5チーム名読み取りを行う時にアップロード画面で指定されたチームに所属している全ユーザが読み取り結果の確認・編集、
CSVダウンロードを行うことができます。
5読み取り実行ボタンアップロードした帳票を「定義の選択」で選択した方法にて実行します。
6キャンセル帳票の読み取りをキャンセルします。

3.2. 帳票アップロードの手順

3.2.1. ファイルを選択する

ファイル選択から読み取りたい画像をアップロードします。

3.2.2. 使用する帳票定義を選択する

アップロードした画像を読み取る帳票定義を選択します。

3.2.2.1 仕分け付実行を行う場合

「画像/キーワードで仕分け(座標・ルールv2)」を選択し、該当の仕分け設定を指定します。

3.2.2.2 キーワードの仕分け付実行を行う場合

「キーワード仕分け(ルールv1)」を選択し、該当のキーワード指定定義のグループを指定します。

3.2.2.3 定義を直接指定する場合

読み取りたい帳票を読み取る定義を指定します。

3.2.2.4 事前構築済みモデル定義を指定する場合

帳票の種類にあわせて事前に用意された定義を指定します。

3.2.3. 読み取りを実行する

帳票をアップロードし、帳票定義を選択した状態で、「読取実行」を押下します。
読み取りの実行が開始すると、CSVダウンロード画面へ自動で移動します。

4. CSVダウンロード画面

帳票アップロード画面で実行した結果を表示する画面です。
読み取り結果の修正、CSV出力を行うことができます。

4.1. CSVダウンロード画面の各種機能

No.機能名説明
1表示件数一画面に表示する読み取り結果の表示数を変更します。
表示件数は、10件、50件、100件、500件、1000件で表示変更が可能です。
2削除「5 チェックボックス」にチェックのある読み取り結果をまとめて削除します。
3CSVダウンロード「5 チェックボックス」にチェックのある読み取り結果をCSVダウンロードします。
※異なるグループの読み取り結果は、まとめてダウンロードできません。
4デバッグ情報ダウンロード「5 チェックボックス」にチェックのある読み取り結果のデバッグデータをダウンロードします。
5チェックボックス「2 削除」「3 CSVダウンロード」「4 デバッグ情報ダウンロード」の対象とするデータを選択します。
6ファイル名読み取り対象となった画像のファイル名を表示します。
7ページ番号読み取り対象となった画像が複数ページのファイル名であった場合、各読み取り結果ごとにページ番号を表示します。
8グループ読み取りに使用された定義が所属するグループ名を表示します。
9定義ファイル読み取りに使用された定義が所属する定義ファイル名を表示します。
9登録日時アカウントを作成した日時が表示されます。
10更新日時アカウントの最終更新日時が表示されます。
11ステータス各読み取り結果の状態が表示されます。
読み取り完了:正常に読み取りが完了した状態
更新済み:読取結果修正画面で読み取った値を修正・保存したデータに表示される
ダウンロード済み:CSVダウンロードボタンで読み取り結果を出力したデータに表示される
読取エラー:識別用のキーワードを見つけることができなかった等の理由で読み取りに失敗したデータに表示される
12削除削除ボタンを押下すると、該当の読み取り結果を削除します。
13編集読み取り結果の確認・修正画面を表示します。
14前・次読み取り結果が複数ページに渡っている場合、前後のページへ遷移します。

4.2. 読取結果修正画面の各種機能

各読み取り結果の編集ボタンを押下することで表示される画面です。
読み取り結果の確認・修正を行うことができます。

4.2.1. 読取結果修正画面の各種機能(ヘッダー部)

No.機能名説明
1前・次前後の読み取り結果へ遷移します。
2ファイル名読み取り対象となった画像のファイル名を表示します。
3定義ファイル読み取りに使用された定義ファイル名を表示します。
4ステータス各読み取り結果の状態が表示されます。
5読み取り画像読み取り対象となった画像を表示します。
6読み取り結果切り替え読み取り結果のヘッダー部と明細部を切り替えます。
7項目名各読み取り項目の項目名を表示します。
8出力値各読み取り項目で読み取った結果を表示します。
9削除各読み取り項目を削除します。
10追加任意の名前(英数字のみ)の項目を追加します。
11キャンセル読み取り結果の修正をキャンセルし、CSVダウンロード画面へ戻ります。
12保存修正した読み取り結果を保存します。
保存後、ステータスが「更新済み」となります。
13確定 / 確定解除修正した読み取り結果を確定させます。
確定後はステータスが「確定」となり修正不可となります。
確定解除後はステータスが「読取完了」となり修正可となります。

4.2.2. 読取結果修正画面の各種機能(明細部)

No.機能名説明
1前・次前後の読み取り結果へ遷移します。
2ファイル名読み取り対象となった画像のファイル名を表示します。
3定義ファイル読み取りに使用された定義ファイル名を表示します。
4ステータス各読み取り結果の状態が表示されます。
5読み取り画像読み取り対象となった画像を表示します。
6読み取り結果切り替え読み取り結果のヘッダー部と明細部を切り替えます。
7項目名各読み取り項目の項目名を表示します。
8出力値各読み取り項目で読み取った結果を表示します。
9追加(行)1つ上に行を追加します。
10削除該当の行を削除します。
11追加(列)任意の名前(英数字のみ)の列を追加します。
12キャンセル読み取り結果の修正をキャンセルし、CSVダウンロード画面へ戻ります。
13保存修正した読み取り結果を保存します。
保存後、ステータスが「更新済み」となります。
14確定 / 確定解除修正した読み取り結果を確定させます。
確定後はステータスが「確定」となり修正不可となります。
確定解除後はステータスが「読取完了」となり修正可となります。

4.3. 事前構築済みモデル定義の読取り項目

4.3.1. 請求書

4.3.1.1. Header(ヘッダ)タブ
No.項目名説明
1CustomerName顧客名
2CustomerId顧客番号
3PurchaseOrder注文書参照番号
4InvoiceId請求書番号
5InvoiceDate請求書の発行日
6DueDate支払い期限日
7VendorNameベンダー名
8VendorTaxIdベンダーの納税者番号
9VendorAddressベンダーの住所
10VendorAddressRecipientベンダーの郵送先住所受領者
11CustomerAddress顧客の住所
12CustomerTaxId顧客の納税者番号
13CustomerAddressRecipient顧客の郵送先住所受領者
14BillingAddress請求先住所
15BillingAddressRecipient請求先住所受領者
16ShippingAddress配送先住所
17ShippingAddressRecipient配送先住所受領者
18PaymentTerm請求書の支払い条件
19Sub​Total小計
20TotalTax合計税額
21InvoiceTotal合計請求金額
22AmountDueベンダーに対する合計金額
23ServiceAddress顧客のサービス住所または物件所在地
24ServiceAddressRecipient顧客のサービス住所受領者
25RemittanceAddress支払い先住所
26RemittanceAddressRecipient支払い先住所受領者
27ServiceStartDateサービス期間開始日
28ServiceEndDateサービス期間終了日
29PreviousUnpaidBalance以前の未払い残高
30CurrencyCode通貨コード
31PaymentDetails支払いオプション詳細
32TotalDiscount割引額合計
4.3.1.2. Items(明細)タブ
No.項目名説明
1ProductCode各項目の製品番号
2Date各項目の日付
3Description各項目の説明
4Quantity各項目の数量
5Unit各項目の数量単位
6UnitPrice各項目の単価
7Amount各項目の価格
8Tax各項目の税額
9TaxRate各項目の税率

4.3.2. レシート

4.3.2.1. Header(ヘッダ)タブ
No.項目名説明
1MerchantName販売者名
2MerchantPhoneNumber販売者の電話番号
3MerchantAddress販売者の住所
4TransactionDateレシートの発行日
5TransactionTimeレシートの発行時刻
6Subtotal小計
7Total取引合計額
8TotalTax合計税額
9Tipチップ
10ArrivalDateホテル到着日
11DepartureDateホテル出発日
12Currency入金金額の通貨単位
13MerchantAliases販売者の別名
4.3.2.2. Items(明細)タブ
No.項目名説明
1ProductCode各項目の製品番号
2Date各項目の日付
3Description各項目の説明
4Quantity各項目の数量
5QuantityUnit各項目の数量単位
6Price各項目単位の個別価格
7TotalPrice各項目の合計価格
8Category各項目のカテゴリー
4.3.2.3. TaxDetails(税額詳細)タブ
No.項目名説明
1Amount税額詳細

5. 仕分け管理画面

画像仕分け設定の管理を行う画面です。
管理者ユーザでのみ表示される画面です。一般ユーザの画面には表示されません。

5.1. 画像仕分け管理画面の各種機能

No.機能名説明
1表示件数一画面に表示する読み取り結果の表示数を変更します。
表示件数は、10件、50件、100件、500件、1000件で表示変更が可能です。
2仕分け定義ID作成済みの仕分け定義IDが表示されます。
仕分け定義IDは自動採番です。
3仕分け種別仕分け定義の仕分け種別が表示されます。
4仕分け定義名作成した仕分け定義名が表示されます。
各仕分け定義名を押下すると、仕分け定義の編集を行うことができます。
※仕分け定義の編集については、5.2. 画像仕分け編集画面の各種機能 を参照ください。
5作成日仕分け定義を最初にアップロードした日時が表示されます。
6更新日仕分け定義の最終更新日時が表示されます。
7削除各仕分け定義を削除します。
8仕分け定義の作成仕分け定義の作成画面を表示します。
9前・次仕分け定義が複数ページに渡っている場合、前後のページへ遷移します。

5.1. 仕分け定義の作成

仕分け定義の作成ボタンから、仕分け定義の追加を行うことができます。

5.2. 画像仕分け編集画面の各種機能

各仕分け定義名を押下すると、画像仕分け編集画面へ遷移します。

No.機能名説明
1画像仕分け設定仕分け定義名と画像仕分け設定のパラメータが表示されます。
画像仕分け設定を変更する場合は、変更 ボタンを押下し、画像仕分け設定画面から変更します。
2変更押下すると、画像仕分け設定画面を表示します。
3グループ仕分け定義へ紐づけたい帳票定義のグループを選択します。
4
Edition選択した帳票定義グループに所属する帳票定義のEditionが表示されます。
座標:FormEditorで作成した定型の帳票定義
ルールv2:FormEditorで作成した非定型の帳票定義
※座標とルールv2のみ紐づけが可能です。
5GroupName帳票定義グループのグループ名が表示されます。
6Form ID帳票定義グループに所属する帳票定義のフォームID(フォルダ名)が表示されます。
7定義名帳票定義グループに所属する帳票定義の定義名が表示されます。
8テンプレート画像帳票定義に対応するテンプレート画像の登録状態が表示されます。
登録済み:1枚以上の画像がテンプレート登録されている状態
未登録:1枚もテンプレート登録されていない状態
9テンプレート画像登録押下すると、帳票定義に対応したテンプレート画像の登録画面へ遷移します。
10戻る編集した画像仕分けを保存せず、画像仕分け管理画面へ戻ります。
11保存チェックボックスにチェックのついている帳票定義を画像仕分けに紐づけ、画像仕分けを保存します。

5.2.1 画像仕分け設定画面の各種機能

変更ボタンを押下すると、画像仕分け設定画面を表示します。

No.機能名説明
1仕分け定義名仕分け定義名が表示されます。
入力した値で仕分け定義の変更が可能です。
2仕分け種別「画像仕分け」と表示されます。
3特徴点の抽出数特徴点の抽出数を指定します。

画像仕分けを行う際に、指定した値分の特徴点の探索を行います。
画像全体から特徴的な箇所が特徴点として扱われます。
※値を大きくすると、より正確な仕分けを行うことが可能ですが、特徴点の探索に時間を要するため
 処理時間が長くなります。
4特徴点の最小数特徴点の最小数を指定します。

「特徴点の抽出数」で探索した特徴点の内、テンプレート画像と読み取りたい画像でマッチングした特徴点の数が
「特徴点の最小数」を上回っている場合、テンプレート画像に紐づく帳票定義で読み取りを行います。
読み取りたい画像とテンプレート画像のマッチングした特徴点が「特徴点の最小数」を下回っている場合は、
仕分け失敗となり、読み取りは行われません。
※「特徴点の最小数」を上回ったものが複数あった場合は、マッチングした特徴点の一番多い画像を持つ帳票定義に
 判定されます。
5画像比較スキップの閾値画像比較スキップの閾値を指定します。(ピクセル*ピクセルの面積)

テンプレート画像と読み取り対象の画像とで、特徴点による比較を行う前に「画像比較スキップ閾値」の面積以上に
差がある場合は、仕分けをスキップし読み取りを実施しません。
※-1 の場合はスキップ処理を行いません。
6保存画像仕分け設定を保存します。

5.2.2 テンプレート画像の登録画面の各種機能

テンプレート画像登録を押下すると、テンプレート画像の登録画面へ遷移します。
画像仕分けに紐づけたいテンプレート画像を選択し登録します。

No.機能名説明
1ファイルを選択テンプレート画像として登録したいファイルを選択します。
登録できるファイルは10MB以内かつ、5ファイルまでです。
対応しているファイル形式は、jpg・tiff・png に限定されます。
2ファイルリストファイルを選択でアップロードしたファイルのリストが表示されます。
3アップロードファイルファイル選択でアップロードしたファイルを確認できます。
4戻るテンプレート画像登録を行わず、画像仕分け編集画面へ戻ります。
5登録アップロードしたファイルをテンプレート画像として登録します。

5.3. キーワード仕分け編集画面の各種機能

各仕分け定義名を押下すると、キーワード仕分け編集画面へ遷移します。

No.機能名説明
1キーワード仕分け設定仕分け定義名とキーワード仕分け設定のパラメータが表示されます。
仕分け設定を変更する場合は、変更 ボタンを押下し、仕分け設定画面から変更します。
2変更押下すると、キーワード仕分け設定画面を表示します。
3グループ仕分け定義へ紐づけたい帳票定義のグループを選択します。
4
Edition選択した帳票定義グループに所属する帳票定義のEditionが表示されます。
座標:FormEditorで作成した定型の帳票定義
ルールv2:FormEditorで作成した非定型の帳票定義
※座標とルールv2のみ紐づけが可能です。
5GroupName帳票定義グループのグループ名が表示されます。
6Form ID帳票定義グループに所属する帳票定義のフォームID(フォルダ名)が表示されます。
7定義名帳票定義グループに所属する帳票定義の定義名が表示されます。
8キーワード識別するためのキーワードを設定します。
設定したキーワードが帳票内に見つかった場合に仕分けられます。
半角スペースで区切るとOR条件、セミコロン(;)で区切るとAND条件でキーワードを検索して識別します。
9戻る編集した画像仕分けを保存せず、画像仕分け管理画面へ戻ります。
10保存チェックボックスにチェックのついている帳票定義を画像仕分けに紐づけ、画像仕分けを保存します。

5.3.1 キーワード仕分け設定画面の各種機能

変更ボタンを押下すると、画像仕分け設定画面を表示します。

No.機能名説明
1仕分け定義名仕分け定義名が表示されます。
入力した値で仕分け定義の変更が可能です。
2仕分け種別「画像仕分け」と表示されます。
3仕分けで読取りをしたい範囲方向(T:上、B:下、R:右、L:左)と割合で指定。
例)T,20,L,50 → 上から20%、かつ左から50%の範囲
※範囲を絞ることで処理時間を削減できます。
4保存画像仕分け設定を保存します。

6. 帳票定義管理画面

CloudClient からアップロードした帳票定義の管理を行う画面です。
管理者ユーザでのみ表示される画面です。一般ユーザの画面には表示されません。

6.1. 帳票定義管理画面の各種機能

No.機能名説明
1表示件数一画面に表示する読み取り結果の表示数を変更します。
表示件数は、10件、50件、100件、500件、1000件で表示変更が可能です。
2Edition帳票定義のEditionが表示されます。
座標:FormEditorで作成した定型の帳票定義
ルールv1:RuleEditorで作成した非定型の帳票定義
ルールv2:FormEditorで作成した非定型の帳票定義
※FormEditorで読み取り方法「キーワード」「型指定」「キーワード座標指定」を設定した場合は「ルールv2」となります。
3GroupNameアップロードした帳票定義のグループ名が表示されます。
各定義のグループ名を押下すると、グループごとに帳票設定を紐づけることができます。
※帳票設定については、7. 帳票設定管理画面 を参照ください。
4Form IDアップロードした帳票定義のフォームID(フォルダ名)が表示されます。
5定義名アップロードした帳票定義の表示名が表示されます。
定義名を押下すると、定義名の変更画面が表示されます。
6作成者帳票定義をアップロードしたユーザのユーザIDが表示されます。
7作成日帳票定義を最初にアップロードした日時が表示されます。
8更新日帳票定義の最終更新日時が表示されます。
9三点メニュー三点メニューを押下すると、ダウンロードファイル出力情報編集 と 削除が表示されます。
ダウンロードファイル
出力情報編集
該当の帳票定義のダウンロードファイル出力情報の編集画面が表示されます。
※ダウンロードファイル出力情報の編集画面 については、6.4. ダウンロードファイル出力情報の編集 を参照ください。
削除該当の帳票定義を削除します。
10グループ管理帳票定義のグループ管理画面へ遷移します。
11前・次帳票定義が複数ページに渡っている場合、前後のページへ遷移します。

6.2. 帳票設定の指定

グループに対して、作成済みの帳票設定を紐づける画面です。
帳票設定の作成は、7. 帳票設定管理画面 を参照ください。

6.3. 定義名を変更

各帳票定義の表示名を変更する画面です。

6.4. ダウンロードファイル出力情報の編集

各帳票定義ごとに、ダウンロードファイル出力情報を編集する画面です。
該当の帳票定義で読み取りを行ったCSVファイルをダウンロードする際に、付与されるシステム項目の編集を行うことができます。

No.機能名説明
1設定区分グループの設定を引継ぐ:帳票定義ごとではなく、帳票定義が所属するグループの設定を引き継ぎます。
帳票定義毎に設定:帳票定義毎に、システムが付与する出力項目の設定を行います。
※「グループの設定を引継ぐ」が選択されている場合、各項目の編集はできません。
2項目(ヘッダ情報)CSVのヘッダ情報に付与しない項目が一覧表示されます。
各項目の詳細は、6.4.1. 出力項目の詳細 を参照ください。
3出力項目(ヘッダ情報)CSVのヘッダ情報に付与する項目が一覧表示されます。
各項目の詳細は、6.4.1. 出力項目の詳細 を参照ください。
4項目移動ボタン
(ヘッダ情報)
<>は選択している項目を移動します。
<<>> はそれぞれの一覧に表示されている項目全てを移動します。
5出力項目順変更ボタン
(ヘッダ情報)
選択されている出力項目の出力順を変更します。
6項目(明細情報)CSVの明細情報に付与しない項目が一覧表示されます。
各項目の詳細は、6.4.1. 出力項目の詳細 を参照ください。
7出力項目(明細情報)CSVの明細情報に付与する項目が一覧表示されます。
各項目の詳細は、6.4.1. 出力項目の詳細 を参照ください。
8項目移動ボタン
(明細情報)
<>は選択している項目を移動します。
<<>> はそれぞれの一覧に表示されている項目全てを移動します。
9出力項目順変更ボタン
(明細情報)
選択されている出力項目の出力順を変更します。
10初期設定に戻すヘッダ情報、明細情報の全項目を初期設定へ戻します。
11登録変更した設定を登録します。

6.4.1. 出力項目の詳細

No.項目名説明
1アップロードファイル名[Image]ファイル名が出力されます。
1ファイル複数ページの場合はページ分割後のファイル名が出力されます。
2処理完了日時[processDate]処理完了日時が出力されます。
出力形式:yyyy-MM-ddThh:mm:ss
3処理結果[result]処理結果が出力されます。
true:処理成功
false:処理失敗
4読取り結果ID[document_id]実行単位で割り振られたIDが出力されます。
5フォームID[form_id]帳票の読み取りを行った帳票定義名が出力されます。
6ページ番号[page_no]ページ番号が出力されます。

6.5. グループ管理画面の各種機能

グループごとに、ダウンロードファイル出力情報の編集や利用するチームの紐づけ、帳票定義のダウンロードを行う画面です。

No.機能名説明
1表示件数一画面に表示する読み取り結果の表示数を変更します。
表示件数は、10件、50件、100件、500件、1000件で表示変更が可能です。
2Edition帳票定義のEditionが表示されます。
Manual:Standard版(定型)の帳票定義
Item:Enterprise版(非定型)の帳票定義
3Group Nameアップロードした帳票定義のグループ名が表示されます。
各定義のグループ名を押下すると、グループの設定画面が表示されます。
※グループの設定画面については、6.5.2. グループの設定画面の各種機能 を参照ください。
4帳票設定名グループごとに紐づけた帳票設定が表示されます。
帳票設定が1つもない場合、編集できません。
※帳票設定の紐づけは、6.2. 帳票設定の指定 を参照ください。
5利用チーム該当グループを利用できるチーム名が表示されます。
※チームの詳細は、6.5.1. 利用チームの詳細 を参照ください。
6作成日帳票定義のグループが最初に作成された日時が表示されます。
7更新日帳票定義のグループの最終更新日時が表示されます。
8三点メニュー三点メニューを押下すると、ダウンロードファイル出力情報編集、帳票定義ダウンロード、削除
が表示されます。
ダウンロードファイル
出力情報編集
該当の帳票定義のダウンロードファイル出力情報の編集画面が表示されます。
※ダウンロードファイル出力情報の編集画面 については、6.4. ダウンロードファイル出力情報の編集 を参照ください。
帳票定義ダウンロード該当のグループに所属している全帳票定義をzip形式でダウンロードします。
ダウンロードした帳票定義は、オンプレミス版、Cloud Client で利用可能です。
削除該当のグループが削除されます。
グループを削除すると、グループに所属している全帳票定義も削除されます。
9戻る帳票定義管理画面へ戻ります。
10前・次グループ管理画面が複数ページに渡っている場合、前後のページへ遷移します。

6.5.1. 利用チームの詳細

・利用できない帳票定義は、帳票アップロード画面から選択できません。
・利用できる帳票定義のみCSVダウンロード画面の絞り込み条件から選択が可能です。
・利用できない帳票定義を指定し、CloudClientから帳票ファイルのアップロードを行うとエラーになります。
・利用できない帳票定義のグループを指定し、CloudClientから帳票定義のアップロードを行うとエラーになります。
・利用できない帳票定義を指定した、読取実行APIはエラーとなります。

6.5.2. グループの設定画面の各種機能

グループごとに、指定する帳票設定や利用チームの変更を行う画面です。

No.機能名説明
1Editon編集中のグループのエディションが表示されます。
Manual:Standard版(定型)の帳票定義グループ
Item:Enterprise版(非定型)の帳票定義グループ
2Group Name編集中のグループ名が表示されます。
3指定する帳票設定名グループに紐づける帳票設定の設定を行います。
※帳票設定の紐づけは、6.2. 帳票設定の指定 を参照ください。
4帳票ダウンロードダウンロード用PDFファイルの設定を行います。

フォルダ名:
ダウンロード用PDFファイルを保存するフォルダ名を指定します。

ファイル名:
ダウンロード用PDFファイルの命名規則を指定します。

使用できるタグ:
フォルダ、ファイル名で使用できるタグの一覧です。
 ・<date>:実行時の日付 数字 8桁(yyyymmdd)
 ・<time>:実行時の時間 数字 8桁(hhmmssms)
 ・<year>:実行時の年(西暦) 数字 4桁(yyyy)
 ・<month>:実行時の月 数字 2桁(mm)
 ・<day>:実行時の日 数字 2桁(dd)
 ・<item:項目名>:読み取り結果に含まれる項目名、指定することで読取り後の値を使用する
 ※「<」「>」「*」「?」「”」「|」「半角スペース」は使用不可
5利用チームグループを利用するチームの設定を行います。
全チーム:作成済みの全チームで利用可能となります。
チームを個別に設定:利用できるチームを設定します。
6チーム名グループを利用するチームの編集が可能です。
利用したいチームにはチェックを入力します。
※4 利用チームで「チームを個別に設定」が選択されているときのみ、編集が可能です。
7キャンセル設定の変更をキャンセルし、グループ管理画面へ戻ります。
8保存設定の変更を保存します。

6.5.3. ダウンロードファイル出力情報の編集(グループ)

各グループごとに、ダウンロードファイル出力情報を編集する画面です。
該当の帳票定義で読み取りを行ったCSVファイルをダウンロードする際に、付与されるシステム項目の編集を行うことができます。

No.機能名説明
1項目(ヘッダ情報)CSVのヘッダ情報に付与しない項目が一覧表示されます。
各項目の詳細は、6.4.1. 出力項目の詳細 を参照ください。
2出力項目(ヘッダ情報)CSVのヘッダ情報に付与する項目が一覧表示されます。
各項目の詳細は、6.4.1. 出力項目の詳細 を参照ください。
3項目移動ボタン
(ヘッダ情報)
<>は選択している項目を移動します。
<<>> はそれぞれの一覧に表示されている項目全てを移動します。
4出力項目順変更ボタン
(ヘッダ情報)
選択されている出力項目の出力順を変更します。
5項目(明細情報)CSVの明細情報に付与しない項目が一覧表示されます。
各項目の詳細は、6.4.1. 出力項目の詳細 を参照ください。
6出力項目(明細情報)CSVの明細情報に付与する項目が一覧表示されます。
各項目の詳細は、6.4.1. 出力項目の詳細 を参照ください。
7項目移動ボタン
(明細情報)
<>は選択している項目を移動します。
<<>> はそれぞれの一覧に表示されている項目全てを移動します。
8出力項目順変更ボタン
(明細情報)
選択されている出力項目の出力順を変更します。
9初期設定に戻すヘッダ情報、明細情報の全項目を初期設定へ戻します。
10登録変更した設定を登録します。

7. 帳票設定管理画面

帳票定義のグループごとに紐づける帳票設定の作成・編集を行う画面です。
作成した設定は、定義グループへ紐づける必要があります。設定の紐づけは、6.1. 帳票設定の指定 を参照ください。


本画面で作成・修正できる設定は、帳票定義管理画面上の定義グループ単位のデフォルト設定のみです。
個別設定を追加・修正する場合は、CloudClientから再度アップロードを行ってください。
管理者ユーザでのみ表示される画面です。一般ユーザの画面には表示されません。

No.機能名説明
1抽出方式抽出方式を選択します。
※ルール指定が固定です。
2帳票設定名作成済みの帳票設定を選択します。
選択した帳票設定を編集できます。
3削除選択した帳票設定を削除します。
4保存選択した帳票設定のパラメータを最新の状態に保存します。
5名前を付けて保存変更したパラメータを名前を付けて新規保存します。

7.1. 抽出方式:ルール指定

7.1.1 基本設定

No.項目名説明
1アウトプットと帳票仕分けの単位帳票を仕分け、読み取りする単位を指定します。
ページ単位でアウトプット、帳票識別:ページ単位で帳票を識別し、ページ単位で処理する
ファイル単位でアウトプット、帳票識別は1ページ目のみ:1ページ目で帳票を識別し、1ファイルすべてのページを1つの帳票として処理する
2活字用OCRモデル活字の文字に対してOCRを行う時のモデル名を指定します。
デフォルトで使用可能
Japanese:ひらがな・カタカナ・漢字・アルファベット・数字・記号に対応
Latin:アルファベット・数字・記号に対応
Japanese_mod:Japaneseの対応文字種に加え、「㈱」「㈲」「〃」の環境依存文字に対応

個別学習モデルにアップロードした活字モデルを使用する場合、入力フィールドにモデル名を指定します。
3文字列の切取ロジックOCRエンジンの活字文字検知/分割アルゴリズムを指定します。
文字の大きさが可変:1行内の文字サイズが可変とみなして文字を検知
文字の大きさが均一:1行内の文字サイズが固定とみなして文字を検知
※「抽出モードの指定」がキーワード指定(表検出付き)の場合は、文字の大きさが均一
 を指定してください。
4再読み込みの閾値指定した値よりも読み取った文字の信頼値が低い場合に読み直しを行います。
5文字の多重認識を減らす処理を行う複数の同じ文字が連続で出力されてしまうとき、本設定を有効にすることで回避できます。
※本設定は活字にのみ対応です。
 文字同士の距離が近い場合、複数の文字を1文字として認識してしまう副作用を起こす可能性があります。

チェックあり:機能を有効にする
チェックなし:機能を無効にする
6対象文字種「文字の多重認識を減らす処理を行う」が有効な時に、対象文字種を限定できます。
数字:数字のみを対象とする
記号:記号のみを対象とする
ひらがな:ひらがなのみを対象とする
カタカナ:カタカナのみを対象とする
アルファベット:アルファベットのみを対象とする
7読取処理をする最大ページ数 読取処理をする最大ページ数を指定します。
  例)1を指定した場合、2ページ目以降は無視する
 0を指定した場合は全ページが読み取り対象となります。
※「アウトプットと帳票仕分けの単位」が「ファイル単位でアウトプット、帳票識別は1ページ目のみ」の場合のみ有効です。
 「ページ単位でアウトプット、帳票識別」の場合はすべてのページを読み取ります。

7.1.2. 画像処理

No.項目名説明
1ノイズ除去を行うノイズ除去処理の有無を設定します。
※ごみ除去ではありません。
チェックあり:文字認識前にノイズ除去を行う
チェックなし:ノイズ除去を行ずに処理を行う
2傾き補正を行う傾き補正を行います。最大約35度までの傾きに対応が可能です。
チェックあり:文字認識前に傾き補正を行う
チェックなし:傾き補正を行わずに処理を行う
3回転補正を行う(90度単位)回転補正を行います。90度単位で補正が可能です。
チェックあり:文字認識前に90/180/270度の画像回転補正を行う
チェックなし:回転補正を行わずに処理を行う
4罫線除去を無効化する罫線除去を無効化します。罫線除去が無効化されている場合、罫線もOCR対象となります。
チェックあり:文字認識前の罫線除去を無効化する(罫線除去は行わない)
チェックなし:文字認識前の罫線除去を行う(罫線除去を行う)
5直線除去を行う最短の長さ(ピクセル)直線とみなす長さのしきい値をピクセルで指定します。
指定した値よりも長い直線が除去対象となります。
0の場合、画像全体の文字高さ平均から自動で設定されます。
200が指定されている場合は、200ピクセルよりも長い直線が除去対象となります。
6直線除去時の文字高さに対する倍率指定した値×文字高さの平均(ピクセル)が直線除去の対象となります。
直線除去を行う最短の長さ の値が0の場合にのみ動作します。
7点線除去を行う最短の長さ(ピクセル)点線とみなす長さのしきい値をピクセルで指定します。
指定した値よりも長い点線が除去対象となります。
0の場合、画像全体の文字高さ平均から自動で設定されます。
500が指定されている場合は、200ピクセルよりも長い点線が除去対象となります。
8罫線除去で欠けてしまった文字の復元処理を行う罫線除去時に罫線と隣接と文字が隣接している場合や罫線と文字が被っている場合に欠けてしまった文字を復元します。
チェックあり:欠けた文字の復元を行う
チェックなし:欠けた文字の復元は行わない
※欠けた文字は必ず復元できるわけではありません。
 副作用として文字にノイズがつく場合があります。
9二値化の閾値文字認識前の画像の二値化(白黒化)パラメータの閾値を設定します。
0の場合、画像全体のヒストグラムから自動で閾値の反映が行われます。
10直線除去時の二値化の閾値直線除去時の二値化パラメータの閾値を設定します。
0の場合、画像全体のヒストグラムから自動で閾値の反映が行われます。
11白黒反転処理を実施する黒の比率(%)二値化後に白黒を反転する閾値の割合を設定します。
設定した%より黒の割合が多い場合に白黒を反転する処理を行います。
12シャープ補正値OCR実行前に画像をシャープ化する処理を行います。
画像がぼやけている場合などに利用するとシャープ補正の効果が得られます。
値が0の場合はシャープ補正の処理は行われません。
13短い罫線(横)除去の閾値長い罫線に接している短い罫線(横)を検知・除去する閾値を設定します。
直線除去を行う最短の長さ(ピクセル)」で除去される直線に両端が隣接している罫線のみ対象となります。
14短い罫線(縦)除去の閾値長い罫線に接している短い罫線(縦)を検知・除去する閾値を設定します。
直線除去を行う最短の長さ(ピクセル)」で除去される直線に両端が隣接している罫線のみ対象となります。
15短い点線も除去する(理時間がA4画像1枚当たり2秒ほど増加)短い罫線除去を行う時に、短い点線も除去対象とします。
チェックあり:短い点線も除去対象とする
チェックなし:短い点線は除去しない
※本機能が有効な場合、処理時間がA4画像1枚当たり2秒ほど増加します。
 また、文字の一部が除去される副作用が発生する可能性もあります。
16細かいノイズ除去の閾値(幅)指定した幅(ピクセル)より細かいノイズを除去します。
値が大きいほど大きなサイズのノイズを除去します。
17細かいノイズ除去の閾値(高さ)指定した高さ(ピクセル)より細かいノイズを除去します。
値が大きいほど大きなサイズのノイズを除去します。
18細かいノイズ除去の縮小フィルタ(幅)細かいノイズ除去の収縮処理のフィルターサイズ(幅)を指定します。
値が大きいとより独立したノイズのみを除去するようになります。
19細かいノイズ除去の縮小フィルタ(高さ)細かいノイズ除去の収縮処理のフィルターサイズ(高さ)を指定します。
値が大きいとより独立したノイズのみを除去するようになります。
20TIFFを300DPIに変換してからOCRを実行するTIFF画像が読み取り対象の時に、300DPIに変換してからOCRを実行します。
縦横のDPIの異なるTIFF画像が対象の場合に指定します。
チェックあり:TIFF画像を300DPIで変換する
チェックなし:TIFF画像の変換は行わない
21抽出する色抽出する色を指定します。指定した色以外は除去されます。
個別でカスタム色を指定する場合は、直接数値を入力してください。
22除去する色除去する色を指定します。
指定方法は「抽出する色」の指定方法と同様です。
※抽出する色と除去する色の両方を指定した場合、抽出する色が優先されます。
23色抽出・除去を罫線除去の前に行う罫線除去の処理の前に、色抽出・除去を行います。
通常は罫線除去 → 色抽出・除去 → OCR の処理順ですが、本機能が有効になっている場合、色抽出・除去 → 罫線除去 → OCR の順で処理を行います。
チェックあり:色抽出・除去を罫線除去よりも先に行う
チェックなし:従来通りの順番で処理を行う
24罫線を延長する長さ検知した罫線を内部的に延長する処理を行います。
値が0になっている場合は、延長処理が行われません。
25矩形の丸い角を除去する閾値半径が指定した値(ピクセル)未満の丸い角を除去する処理を行います。
値が0になっている場合は除去されません。
26丸い角の除去範囲を拡張する長さ丸い角を除去する際に、指定した値(ピクセル)分の除去範囲を拡大します。
矩形の丸い角を除去する閾値」の値が0、もしくは本機能の値が0になっている場合は、動作しません。
27ドット背景除去を行うドット背景除去を行います。
チェックあり:ドット背景の除去を行う
チェックなし:ドット背景除去を行わずに処理する
28ドットサイズ「ドット背景除去を行う」が有効であるとき、ドット背景除去時に削除するドットのサイズ(ピクセル)を指定します。
指定した値よりも縦横の大きさが小さいものが削除対象です。
29小さい矩形を削除小さい矩形の除去を行います。
チェックあり:小さい矩形の除去を行う
チェックなし:小さい矩形の除去は行わない
30除去する矩形の最小面積小さい矩形を削除除去」が有効であるとき、除去する矩形の最小面積を指定します。
31除去する矩形の最大面積小さい矩形を削除除去」が有効であるとき、除去する矩形の最大面積を指定します。
32斜め線を除去チェックあり:矩形内の斜めの線を除去する
チェックなし:斜め線の除去は行わない

7.1.3. ルール指定

No.項目名説明
1抽出モードの指定抽出モードを選択します。
キーワード指定
キーワード指定(表検出付き)
2テキスト付PDFでもOCRを実行するチェックの有無でテキスト付PDFの読み取り方法を変更します。
チェックあり:テキスト付きPDFの場合でもOCRを実行する
チェックなし:PDFのテキスト情報を使用して抽出する
3改善した文字列検知ロジックを使用するチェックありの時、従来のOCRよりも文字列検知の改善した処理を行います。
チェックあり:改善した文字列検知を使用する
チェックなし:従来の文字列検知を使用する
※処理時間がA4画像1枚当たり5秒/枚ほど増加します。
4行間隔の狭い文字列の精度改善チェックありのとき、行間隔の狭い文字列に対して、従来よりも改善した文字列検知を行います。
チェックあり:行間隔の狭い文字列に対しての改善した文字列検知を行う
チェックなし:従来の文字列検知のまま処理を行う
5OCR結果から除外する文字リストOCRを行った後に、キーワードおよび抽出する値から除外する文字を指定します。
61つの文字列とみなす文字間隔(高さのN倍)1つの文字列とみなす文字の間隔を設定します。
値は、文字の大きさ(高さ)に対する倍率を設定します。
7改善したスペース検出ロジックを使用するチェックありの時、従来のOCRよりも改善したスペース検出を行います。
チェックあり:スペース検知の改善した検出を行う
チェックなし:従来のスペース認識機能を使用する
8画像の解像度が大きい場合に小さくする画像の解像度が大きい場合(長辺が5000px以上)、画像を小さくしてからOCRを実行します。

7.2. 抽出方式:事前構築済みモデル

7.2.1. 基本設定

7.2.2. 項目名設定

No.項目名説明
1取得できなかった項目は空で出力チェックありの場合、取得できなかった項目を空で出力する
チェックあり:取得できなかった項目を空で出力
チェックなし:取得できなかった項目は出力しない
No.項目名説明
1デフォルト項目名デフォルトの項目名
2種別修正画面のタブ
ヘッダ or 明細 or 税詳細
3説明項目の内容
4出力チェックありの項目を帳票画像から抽出して出力(帳票に存在している場合のみ)
チェックあり:出力する
チェックなし:出力しない
5変更後の項目名変更後の項目名
空の場合はデフォルトの項目名で出力

8. 個別学習モデル管理画面

CloudClient からアップロードした個別学習モデルの管理を行う画面です。
管理者ユーザでのみ表示される画面です。一般ユーザの画面には表示されません。

No.機能名説明
1表示件数一画面に表示する個別学習モデルの表示数を変更します。
表示件数は、10件、50件、100件、500件、1000件で表示変更が可能です。
2モデル種類アップロード済みのモデルの種別が表示されます。
3モデル名アップロード済みの個別学習モデル名が表示されます。
4サイズ(MB)アップロード済みの個別学習モデルのサイズが表示されます。
表示時のサイズはMBです。
5登録者該当の個別学習モデルをCloudClientから最終更新したユーザ名が表示されます。
6最終登録日個別学習モデルの最終更新日時が表示されます。
7削除削除ボタンを押下すると、該当の後処理設定を削除します。
8前・次後処理設定画面が複数ページに渡っている場合、前後のページへ遷移します。

9. 後処理設定管理画面

CloudClient からアップロードした後処理設定ファイルの管理を行う画面です。
管理者ユーザでのみ表示される画面です。一般ユーザの画面には表示されません。

No.機能名説明
1表示件数一画面に表示する後処理設定の表示数を変更します。
表示件数は、10件、50件、100件、500件、1000件で表示変更が可能です。
2定義名アップロード済みの後処理設定が表示されます。
3登録者後処理設定をアップロードしたユーザのユーザIDが表示されます。
4作成日該当の後処理設定をCloudClientから初回アップロードした日時が表示されます。
5更新日後処理設定を初回アップロード以降に更新した場合、最終更新日時が表示されます。
6削除削除ボタンを押下すると、該当の後処理設定を削除します。
7前・次後処理設定画面が複数ページに渡っている場合、前後のページへ遷移します。

10. ユーザ管理画面

ご契約いただいているユーザ(テナント)ごとに登録されているアカウントの管理を行う画面です。
管理者ユーザでのみ表示される画面です。一般ユーザの画面には表示されません。

No.機能名説明
1ご契約者ご契約いただいているユーザ名(テナント名)が表示されます。
2ご契約アカウント数ご契約いただいているテナントで利用可能なユーザ数が表示されます。
※ご契約アカウント数は管理者アカウントを含んだ数です。
3ご契約枚数ご契約いただいているテナントで一月の契約枚数が表示されます。
※契約枚数を超えて読み取ることは可能ですが、追加料金が発生いたします。
4今月のご利用枚数今月中に利用した帳票読み取り枚数が表示されます。
5新規ユーザの作成新規ユーザの作成画面を表示します。
6ユーザID登録されているユーザのID(メールアドレス)が表示されます。
7ユーザ名登録されているユーザのユーザ名が表示されます。
ユーザ名を押下すると、ユーザ管理詳細画面を開きます。
8ユーザレベル登録済みのユーザレベルが表示されます。
9有効/無効ユーザのステータスの状態が表示されます。
有効:該当のユーザが利用できます。
無効:該当のユーザは利用できません。
※作成できるユーザ数の制限はありませんが、ご契約アカウント数以上のユーザを利用可能状態にはできません。
10ログオン日時ユーザが最後にログオンした日時が表示されます。
11作成日ユーザを作成した日時が表示されます。
12更新日ユーザの最終更新日時が表示されます。
13アカウントロックユーザのロック状態が表示されます。
14解除解除ボタンを押下すると、該当のユーザのロック状態を解除します。
15削除削除ボタンを押下すると、該当のユーザを削除します。
16前・次ユーザが複数ページに渡っている場合、前後のページへ遷移します。

10.1. 新規ユーザの作成

新規ユーザの作成ボタンから、アカウントの追加を行うことができます。

No.機能名説明
1ユーザID作成するアカウントのメールアドレスを入力します。
2ユーザ名作成するユーザのアカウント名を入力します。
3チーム名作成するアカウントを所属させるチームを選択します。
4言語作成するアカウントの表示に使用する言語を選択します。
言語は日本語か英語で選択が可能です。
5ユーザレベル作成するアカウントのユーザレベルを設定します。
設定できるユーザレベルは、管理者ユーザ か 一般ユーザ です。
6ステータス作成するアカウントのステータスの状態を設定します。
7パスワード作成するアカウントのパスワードを入力します。
8パスワードの再入力「パスワード」で入力した内容を再度入力します。
9保存保存ボタンを押下すると、1~8で設定した情報でアカウントの作成を行います。

10.2. ユーザ管理詳細画面

ユーザ管理画面からユーザ名を押下すると、ユーザ管理詳細画面を開きます。

No.機能名説明
1ユーザIDアカウントのメールアドレスが表示されます。
※作成後の値の変更はできません。
2ユーザ名アカウント名のユーザ名が表示されます。
任意の名称に変更可能です。
3ユーザレベルアカウントのユーザレベルが表示されます。
ユーザレベルは、管理者ユーザ か 一般ユーザ で変更が可能です。
4
ステータスアカウントのステータスの状態が表示されます。
5パスワードを編集するチェックを入れると、パスワードの入力フィールドが表示されます。
6パスワード変更するパスワードを入力します。
7パスワードの再入力「パスワード」で入力した内容を再度入力します。
8保存保存ボタンを押下すると、1~7で設定した情報で保存します。

11. チーム管理画面

各アカウントの所属するチームを管理する画面です。
管理者ユーザでのみ表示される画面です。一般ユーザの画面には表示されません。

No.機能名説明
1チームID作成済みのチームIDが表示されます。
チームIDは自動採番です。
2チーム名作成済みのチーム名が表示されます。
チーム名を押下すると、チーム編集画面へ遷移します。
3作成日チームを作成した日時が表示されます。
4更新日チームの最終更新日時が表示されます。
5削除削除ボタンを押下すると、該当のチームを削除します。
6新規チームの作成テナント内にチームを新規追加します。
7前・次チームが複数ページに渡っている場合、前後のページへ遷移します。

11.1. 新規チームの作成

作成したいチーム名を入力してください。

11.2. チーム編集画面

チーム管理画面のチーム名を押下すると遷移する画面です。
チーム名の変更、チームに所属するアカウントを管理できます。

No.機能名説明
1ユーザIDチームに所属しているユーザのアカウントが表示されます。
2ユーザ名チームに所属しているユーザのアカウント名が表示されます。
3ユーザレベル各ユーザの持つ権限が表示されます。
4削除削除ボタンを押下すると、該当のアカウントを削除します。
5ユーザを追加ユーザの追加画面を表示します。
6変更チーム名を変更します。
7前・次チーム内のユーザが複数ページに渡っている場合、前後のページへ遷移します。

11.2.1. ユーザの追加

チーム編集画面から、ユーザを追加ボタンを押下することで表示される画面です。

ユーザの追加画面では、追加したいユーザのチェクボックスにチェックを追加して、ユーザを追加ボタンを押下することでチームにユーザを追加できます。
表示するユーザは、ユーザID・ユーザ名で絞り込みが可能です。

11.2.2. チーム名の変更

チーム編集画面から、変更ボタンを押下することで表示される画面です。
変更したいチーム名を入力してください。

12. 環境設定画面

テナント単位で使用する設定を管理する画面です。
管理者ユーザでのみ表示される画面です。一般ユーザの画面には表示されません。

No.機能名説明
1読み取り結果の信頼値のしきい値読取結果修正画面で表示する時の背景色のしきい値を変更します。

例)
信頼値 高 が98、信頼値 低 が 80 となっている場合、読み取り結果の信頼値が98以上で背景色を白とします。
信頼値が97~80 で背景色を黄色、信頼値が79以下で背景色を赤とします。
2API TokenREST API 利用時に使用する API Token を発行します。
3データの保存期間CSVダウンロード画面で表示する読み取り結果の保存期間を設定します。
0日の場合は、保存期間が無期限となります。
4帳票ダウンロードフォルダ名:
ダウンロード用PDFファイルを保存するフォルダ名を指定します。

ファイル名:
ダウンロード用PDFファイルの命名規則を指定します。

使用できるタグ:
フォルダ、ファイル名で使用できるタグの一覧です。
 ・<date>:実行時の日付 数字 8桁(yyyymmdd)
 ・<time>:実行時の時間 数字 8桁(hhmmssms)
 ・<year>:実行時の年(西暦) 数字 4桁(yyyy)
 ・<month>:実行時の月 数字 2桁(mm)
 ・<day>:実行時の日 数字 2桁(dd)
 ・<item:項目名>:読み取り結果に含まれる項目名、指定することで読取り後の値を使用する
 ※「<」「>」「*」「?」「”」「|」「半角スペース」は使用不可
5IPアドレスによる接続制限本機能を有効にすると、接続可能なIPアドレス以外からの接続が制限されます。
制限されるのは、AIRead on Cloudへのログイン、CloudClientでの接続、REST API利用です。
※アカウント単位ではなく、テナント単位で接続が制限されます。
6規則を追加押下すると、IPアドレスによる接続制限設定画面を開きます。
7接続可能IPアドレスの一覧設定済みのIPアドレス一覧が表示されます。
8保存変更した設定を保存します。

12.1. IPアドレスによる接続制限設定画面

環境設定画面から、規則を追加ボタンを押下することで表示される画面です。

No.機能名説明
1IPアドレス接続可能なIPアドレスを指定します。
サブネットマスクを指定した範囲指定も可能です。
※指定するIPアドレスは、必ずグローバルIPアドレスを指定してください。
2コメント作成する接続制限に対するコメントを追加します。
3作成設定したIPアドレス、コメントで接続制限を作成します。

13. 個別設定画面

利用するユーザごとに使用する設定を変更する画面です。
CSVダウンロードの形式や文字コードの設定を行うことができます。

No.機能名説明
1言語使用する言語を設定します。
"日本語"、"英語"を選択可能です。
2ダウンロードファイル形式ダウンロードファイル形式を設定します。
"CSV(カンマ区切り)"と"CSV(AIRead形式)"から選択可能です。
3ダウンロードファイル文字コードCSVダウンロード時の文字コードを設定します。
"S-JIS"、"UTF-8"、"UTF-8(BOM付)"から選択が可能です。
4ダウンロードファイル内の改行形式読み取り項目内に改行あった場合の出力形式を設定します。
"文字列(\n)"と"改行コード"から選択可能です。
5読取完了時にメール受信読み取り完了の通知メールを設定します。
メールを受信したくない場合、"しない"を選択します。
6保存設定を保存します。

13.1. ダウンロードファイル形式:CSV

一般的なカンマ区切りのCSV形式です。
読み取り結果がヘッダ部と明細部に分かれている場合、1ページあたり2ファイルで出力します。
※CSVファイルは、zip 形式で圧縮された状態でダウンロードされます。

No.項目名説明
1document_id実行単位で割り振られたIDが、読み取り項目の先頭に出力されます。
1ページあたり複数ファイル出力された場合、ヘッダ部と明細部の各行には同一の document_id が付与されます。
  • 出力イメージ(ヘッダ部):
"document_id","form_id","id","tok_cd","Tel","Month","Day","haikb","timekb"
"12345","order","order","100","03-2345-6789","10","31","1","3"
  • 出力イメージ(明細部):
"document_id","Itemcd","Amount","Wrapping"
"12345","123","30","20"
"12345","678","150","70"
"12345","543","80","100"
"12345","234","95","30"
"12345","","",""
"12345","","",""
"12345","","",""
"12345","","",""
"12345","","",""
"12345","","",""
"12345","","",""
"12345","","",""
"12345","","",""
"12345","","",""
"12345","","",""

13.2. ダウンロードファイル形式:CSV(AIRead形式)

AIRead独自のCSV形式で出力されます。
独自形式の場合は、ヘッダ部と明細部が複数に分かれていたとしても、1ページ1ファイルで出力します。

  • ヘッダ部:
No.項目名説明
1Imageファイル名が出力されます。
1ファイル複数ページファイルの場合はページ分割後の画像名が出力されます。
2processDate処理完了日時が出力されます。
yyyy-MM-ddThh:mm:ss の形式です。
3result処理結果が出力されます。
true:処理成功
false:処理失敗
4form_id使用した帳票定義のフォームIDが出力されます。
  • データ部:
No.項目名説明
1ItemName項目名
2Page該当の読み取り結果があったページの番号が出力されます。
ページは0開始です。
3GID帳票定義ファイルで各項目に指定したグループが出力されます。
4RID帳票定義ファイルで各項目に指定したレコードが出力されます。
※ルール指定(Enterprise)の場合は、レコードは自動採番です。
5Value各項目で読み取った結果が出力されます。
6conf各項目で読み取った文字認識の信頼度が出力されます。
信頼度の値が大きいほど、正解している可能性が高いです。(MAX99)
7x読み取った値の左上の点x座標が出力されます。(ピクセル)
8y読み取った値の左上の点y座標が出力されます。(ピクセル)
9w抽出範囲の幅が出力されます。(ピクセル)
10h抽出範囲の高さが出力されます。(ピクセル)
11TableName各項目の明細名が出力されます。
※座標指定(Standard)の場合は、GIDと同じ値が自動的に出力されます。
12KeyWordキーワード指定で指定されたキーワードが出力されます。
※座標指定(Standard)の場合は、キーワードを使用しないので値は空となります。
  • 出力イメージ:
"ItemName","Page","GID","RID","Value","Conf","x","y","w","h","TableName","KeyWord"
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14. ログ画面

ユーザの利用状況を参照できる画面です。
利用状況はログファイルとしてダウンロードができます。
管理者ユーザでのみ表示される画面です。一般ユーザの画面には表示されません。

14.1. ログ画面の各種機能

No.機能名説明
1表示件数一画面に表示する読み取り結果の表示数を変更します。
表示件数は、10件、50件、100件、500件、1000件で表示変更が可能です。
2CSVダウンロード画面に表示されている内容をCSVファイルにダウンロードします。
3アクション実行されたアクションの分類を表示します。
4アクション詳細実行されたアクションの詳細を表示します。
5ユーザIDアクションを行ったユーザIDを表示します。
6実行日時アクションが行われた日時を表示します。
7前・次アクションが複数ページに渡っている場合、前後のページへ遷移します。

14.2. ログ画面の絞り込み機能

No.機能名説明
1実行日時アクションが行われた日時の範囲を指定します。
2ユーザIDアクションを行ったユーザIDを指定します。
3アクション出力させたいアクションの分類を指定します。
4更新指定された条件で内容を絞り込み表示します。